ガスコンロの火

アンチ・オール電化

おたくと経済活動

観劇が趣味なんです、と言うと決まってお金かかるでしょー!と返される。そう、俳優おたくはとにかく金がかかる……。 デフレと言われて久しいが、舞台のチケ代は下がらないし*1、むしろプレミアム商法の所為でおたくが支払う額は上がっているのでは? できるだけ安く、そして気軽な娯楽がより好まれるこの世の中で、観劇という趣味は時代の波に逆らっているのかもしれない。


いわゆるイケメン俳優が出演しているような舞台では、客層は若い女性が主である。彼女たちには少なからず学生も含まれているだろうが、一体どうやって捻出しているんだろう?席にこだわりだすと、定価で済むことなんてなくなるし。また、この界隈に最初に足を踏み入れた時、こんな記事を読んでとてもびっくりしたのを覚えている。すごい世界だー!!と思った。

ただサンローランが嫌いな話 - I'm so happy !

今読み返してみたら、ホストちゃんやら…主にホストちゃんの話を聞いて鍛えられたせいかそうそう驚くことでもないかな…と思うので、慣れって怖い。
話がズレてしまった。そう、学生のおたくの皆さん、どうやってお財布を維持しているんですか?もちろんバイトしているんでしょうが、どんな業種でバイトしてるんですか? 地方の方だったら特に交通費もかかるし、また給与水準も低いし、本当にどうしているんだ…と思う。
ちなみに私は働いていないので貯金をひたすら崩している。口座からお金を下ろす時の胸の痛みはなかなかキツいものがある。


平日のマチネの帝劇によくいる、お財布の心配が必要なさそうなマダムが心の底から羨ましい。もっとも、マダムたちは1演目あたり1公演行ったら満足するんだろうけれど……そもそも普通の俳優のファンは、何公演も行かないしプレも入れないし、なんだったら動画とかで済ませちゃういわゆる茶の間も少なくないのかもしれない。そうやって考えると、インターネットにいる濃いおたくって、すごく狭い世界なのかなと思った。

*1:値上げしても6千円ですむテニミュは本当にすごい